2010-11-28 Sun 15:58
寒くなってきました。皆さん、風邪を引いていないでしょうか・・・!?
今年も残す所、約1ヶ月。1年が早いです。 今年は、気紛れも気紛れであまり書けていませんでした。 なので、ラストスパート!! 今回の症例は、『痛風』です。 一昔前は贅沢病とも言われ、風が当たっても痛いと言う事から『痛風』と言う名称になったそうです。 ウキィペディアにも以下の様に書かれています。※参照:ウキィペディア"痛風" 『名称は、痛み(発作の箇所)が風が吹く様に足・膝・腰・肩・肘や手など全身の関節を移動し尚且つ風が強くなったり穏やかになったりする様に痛みが酷くなったり和らいだりを繰り返す(痛みの悪風に中(あた)る意、または吹いた風が当たっただけでも痛む、の説もある)ことから命名された。』 この『痛風』で知られているのが足の親指の関節炎では無いでしょうか!? 母趾の中足趾節関節(MTP関節)に見られるのが多いのですが、最近では第2趾や第3趾の中足趾節関節(MTP関節)に見られる事が多い様です。所謂、足の甲で指よりの所に炎症が起こると言う事です。 この痛風発作とも言われる急性の関節炎は、激烈な疼痛・発赤・腫脹・発熱をきたすのですが、通常は数時間~数日で回復に向かいます。 この痛風というのは、尿酸値が高くなり結晶が関節内に析出し、その結晶に対し炎症反応が出てしまうと言うものです。罹患期間が長いと腎結石が見られる事もある。 原因としては、尿酸値が高くなる事なのですが、日頃の食生活の中で"プリン体"と言う物の摂取が多すぎるのも駄目です。痛風になられている人は、この"プリン体"と言う言葉を聞かれていると思います。 アルコール特にビールや甲殻類に多く含まれています。 どの食品に多く含まれているかは、このホームページを参照して下さい。 → "プリン体" ※ 下の方にあります。 アルコールでは、以下の様になっています。 種 別 mg/100ml 蒸留酒 焼酎25% 0.0 ウイスキー 0.1 ブランデー 0.4 醸造酒 日本酒 1.2 ワイン 0.4 紹興酒 11.6 醸造酒(発泡性) ビール 3.3~16.6 低アルコールビール 2.8~13.0 ビールテイスト飲料 1.3 発泡酒 0.1~3.9 今回の症例では、以前より何回も出ており、今回は3週間経っても症状が改善しないとの相談でした。 当然の事、病院に通われていました。処方される鎮痛剤ですら効かないと言われていました。 痛風に対する整体と言うよりは、痛風によって現れている炎症反応に対する施術です。 痛みを和らげる・腫脹を引く様にすると言うのが大きな目標です。 ※ この症例での紹介、及び写真の掲載に関しご本人より承諾を得ています。 この写真は、初回の治療前に撮影した物です。 ※11/1 ![]() 初回の治療内容:下半身の筋肉調整、胸椎部・腰椎部の矯正(以前よりの治療部位)、足関節のモビリ・筋ポンプ 患部付近の関節のモビリ、内臓整体(肝臓、腎臓、小腸)、患部のテーピング 水分の取り方や自分で出来る内容を指導。 ※水分の取り方は、凄い量を摂取されていた為。 この写真は、2回目の治療前に撮影した物です。 ※11/3 ![]() 前回より腫れが引き、痛みも少しマシになっていました。 改善度合いにビックリされていました。 前回と同様の治療内容でモビリを少し多めに行っています。 この写真は、3回目の治療前に撮影した物です。 ※11/13 ![]() 左右差が殆ど無くなり、若干痛みが残っていたそうですが、歩く分には大分改善出来ました。 患部近位の関節を軽く確認・調整をし、筋肉調整と内臓整体のみで終了しております。 2回目と3回目の間は、ご自分で出来る事をされただけです。 仕事も通常通り、行かれており、安静にはしておられませんでした。 ここで症状が悪化しない限り、今回で終了という事に致しました。 この症例には、続編がございます。それについては、次回・・・・・。 ☆ 注 意 ☆ 今回の症例は、"痛風"を治したという症例ではございません。 "痛風"によって引き起こされた関節炎に対する症状を緩和させたと言うものです。 誤解されません様、御願い致します。 実際は、血液循環が良くなり身体の環境が良くなっているとは思います。 しかし、根本的な所は、生活習慣や食生活の改善が必要となります。 スポンサーサイト
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